筆者の私は、プロ野球ファン歴23年。ずっと1つの球団を応援し続けています。
この記事でご紹介する、「生え抜き選手って何?」を読めば、プロ野球をより深く楽しむことができます!
記事前半では「生え抜き」の説明、後半では代表的な選手を紹介していますのでぜひお楽しみください。
【プロ野球】生え抜きって何?
明確な定義はありませんが、入団から1つの球団で長年活躍している選手のことを指します。
テレビやSNSを見ていて、ベテランと呼ばれている選手がいれば「生え抜き選手」なのでは?と注目してみてください。
個人的には10年以上活躍している選手のことを「生え抜き選手」として見るようにしています!
生え抜き選手の特徴
生え抜き選手のメリット
結果を出し続けていると、必然的に他の選手は慕うようになるし、リーダーとして見るようになります。もちろんその球団のファンも大好きになっていくことでしょう。
長年愛される選手がいるという事は、球団の経営的にも大きなメリットがあると言えます。(チケット収入・グッズ収入など)
そして何より、大きなケガをせずに1シーズン活躍してくれるという事はとても貢献度の高い証となります。
なぜ人気なのか
引退までの平均年数が約7年のプロ野球界において、常に1軍で活躍するのはとてつもないことです。それをやってのけるから、チームに必要とされ「生え抜き選手」になっていくのです。
当たり前ですが、ファンは勝利がみたいので、勝利に貢献する選手(=能力が高い)は必然的に人気になりますよね!
より多くするためには
能力の高い選手、ポテンシャルの高い選手をいかに獲得するのかが肝。そのうえで将来を見据えた育成プランを実行できるかどうかが重要なポイントとなります。
また、その選手の能力だけではなく、どのポジションを将来任せたいのかという戦略などスカウトの腕の見せ所といえるでしょう。
ドラフト会議の時期には、この中から10年間活躍する選手は生まれるのかという目線で楽しんではいかがでしょうか。
代表的な生え抜き選手
現役選手
坂本勇人(読売ジャイアンツ)
- 実働18年(2007~2024)、2006年ドラフト1位(光星学院高)
- 主な成績:通算2415安打(2024終了時)、右打者として最年少で2000安打達成(30歳1か月)
- 主なタイトル:MVP(2019)、首位打者(2016)、最多安打(2012)、最高出塁率(2016)、ベストナイン7回、ゴールデングラブ賞6回
大島洋平(中日ドラゴンズ)
- 実働15年(2010~2024)、2009年ドラフト5位(日本生命)
- 主な成績:通算2044安打(2024終了時)、プロ14年目での達成は日本人最速タイ記録
- 主なタイトル:最多安打2回(2019,2020)、盗塁王(2012)、ベストナイン(2012)、ゴールデングラブ賞9回
引退選手
山本昌(中日ドラゴンズ)
- 実働32年(1984~2016)、1983年ドラフト5位(日大藤沢高)
- 主な成績:通算219勝、ノーヒットノーラン達成(2006)、史上最年長登板(2015)
- 主なタイトル:最多勝利3回(1993,1994,1997)、最優秀防御率(1993)、最多奪三振(1997)、最高勝率(1993)、沢村賞(1994)、ベストナイン(1994,1997)

古田敦也(東京ヤクルトスワローズ)
- 実働18年(1990~2007)、1989年ドラフト2位(トヨタ自動車)
- 主な成績:通算2097安打、シーズン盗塁阻止率.644(1993,日本記録)
- 主なタイトル:首位打者(1991)、最多安打(1993)、ベストナイン9回、ゴールデングラブ賞10回、MVP2回(1993,1997)

生え抜き選手以外は?
実績のある選手が移籍するFA(一定の条件を満たした選手が、他球団とも自由に契約できる権利)、お互いが求める選手を交換するトレード、近年注目されている現役ドラフトなどで獲得します。
人気のある生え抜き選手も必要ですが、やはり実績のある他球団からの移籍選手にも毎年注目が集まります。
各球団、戦略的に選手の育成・獲得を進めてチーム作りをしているのです。