2024年12月9日「第3回現役ドラフト」が開催されました。この記事では、現役ドラフトの仕組みや意味について説明します。2025年シーズンに新天地でブレイクする選手が誕生するのか今から楽しみです!
現役ドラフトまとめ
- 出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させるための制度
- 投手9名、捕手1名、内野手3名が選出
- 広島が2選手を獲得
現役ドラフトの仕組み
チーム事情により出場機会に恵まれない選手の移籍を促すため、2022年12月9日に初開催されました。会議は非公開で行われ、各球団最低1名の選手が移籍することになります。
本ドラフトの方法は、各球団指名対象選手を2名以上リストアップ。そのリストから獲得希望選手1名を投票。1番得票数が多い球団が指名権を獲得し、希望選手を獲得。その後、選手を獲得された球団が指名権を得るという方法です。
※下記項目は対象外選手
- 外国人選手
- 複数年契約選手
- 来季年俸5000万円以上の選手(1人は5000万円以上1億円未満も可)
- FA権を行使したことのある選手
- FA資格選手
- 育成選手
- 前年シーズン終了後にトレードで獲得した選手
- シーズン終了後に育成から支配下になった選手
▼過去の現役ドラフト紹介についてはこちら
各球団移籍選手
第3回現役ドラフトの結果をご紹介。
※かっこ内はドラフト指名年、順位
セ・リーグ
- 読売:田中 瑛斗(25歳)投手/日ハム(2017年③)→読売
- 阪神:畠 世周(30歳)投手/読売(2016年②)→阪神
- DeNA:浜地 真澄(26歳)投手/阪神(2016年④)→DeNA
- 広島:山足 達也(31歳)内野手/オリックス(2017年⑧)→広島
- ヤクルト:矢崎 拓也(29歳)投手/広島(2016年①)→ヤクルト
- 中日:伊藤 茉央(24歳)投手/楽天(2022年④)→中日
【2巡目】
- 広島:鈴木 健矢(26歳)投手/日ハム(2019年④)→広島
パ・リーグ
- ソフトバンク:上茶谷 大河(28歳)投手/DeNA(2018年①)→ソフトバンク
- 日ハム:吉田 賢吾(23歳)捕手/ソフトバンク(2018年⑤)→日ハム
- ロッテ:石垣 雅海(26歳)内野手/中日(2016年③)→ロッテ
- 楽天:柴田 大地(27歳)投手/ヤクルト(2021年③)→楽天
- オリックス:本田 圭佑(31歳)投手/西武(2015年⑥)→オリックス
- 西武:平沢 大河(26歳)内野手/ロッテ(2015年①)→西武
期待している選手は?
現役ドラフトによって、新天地へ移る各選手。筆者の独断と偏見で期待選手をご紹介!!
投手:浜地 真澄(阪神→DeNA)
2022年に52登板22ホールドポイントの実績を持つ投手。2024年日本一のDeNAブルペンでの躍動を期待しています。
▼2022年成績
試合数 | 投球回数 | 防御率 | ホールドポイント | 奪三振 | WHIP |
52 | 47.1 | 1.14 | 22 | 38 | 0.91 |
※WHIP(Walks plus Hits per Inning Pitched):1イニングで何人のランナーを出すかという指標。WHIP=与四球数+被安打数÷投球回数
野手:石垣 雅海(中日→ロッテ)
若手の登竜門フレッシュオールスターMVPを2018年に受賞している強打の内野手。多くのポジションを守れるユーティリティ選手として大ブレイクしてほしい選手。
▼2022年成績
試合数 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | OPS |
50 | .162 | 11 | 3 | 6 | .186 | .480 |
※OPS(On Plus Slugging):チームの得点にどれくらい貢献できているかを表す指標。OPS=出塁率+長打率
現役ドラフト選手の活躍に要注目!
過去2回の現役ドラフトから、大活躍する選手が誕生しています。2025年も現役ドラフト選手に注目すると、また新たなプロ野球の楽しみ方を体感できますよ!個人的にはこのシステムは大成功と言って良いとすでに感じています!!